exness(エクスネス)スワップフリーレベルの維持や解除条件をわかりやすく解説

スワップポイントとは、異なる通貨を取引する際に発生する金利差調整額のことです。具体的には、通貨ペアの両方の国の金利差によって生じます。

政策金利が高いトルコリラ(TRY)と金利が低い日本円(JPY)のペアでは大きな金利差が発生し、このペアを売買することでスワップポイントが発生します。

買い	売り
50.1%分のプラススワップ	50.1%分のマイナススワップ

FXでは日を跨いでポジションを保有する場合、このスワップポイントが付与される仕組みとなっています。

exnessではスワップポイントが発生する通常の取引と、スワップが発生しないスワップフリーが提供されています。

今回はスワップポイントやスワップフリーの特徴や注意点について解説していきましょう。

exness(エクスネス)のスワップポイントの特徴

マイナススワップのペアがほとんど

exnessのスワップポイント

	買い	売り
USDJPY	0	−3.28pips
EURJPY	−0.12pips	−3.86pips
EURUSD	−0.63pips	0
GBPUSD	−0.23pips	−0.07pips
AUDJPY	0	−1.54pips

(2024年7月現在)

メジャー通貨の抜粋ですが、ほとんどが買いも売りもマイナススワップになっています。

このような条件はexnessだけではなく多くの業者ではほとんどがマイナススワップになっている場合が多くなっています。

exnessのスワップ他社比較はページの中盤で紹介しています。

スワップポイントは全体的に小さめ

exnessはマイナススワップが多いと紹介しました。これでは日を跨いでの取引はしづらくなりますよね。

マイナスのスワップポイントが取引に与える影響は少なくなっています。

取引ツールで簡単スワップ計算

正確に計算しようとすると少し複雑に感じるスワップポイントですが、exnessではweb上で取引計算ツールが無料で使うことができ、スワップポイントも簡単に計算することができます。

＊スワップショート(売り)、スワップロング(買い)

日本円でスワップを計算してくれるのでとても分かりやすいのが特徴です。

exness取引計算ツール

スワップフリーで取引できる

exnessでは、スワップフリーで取引することができます。

海外FX業者のスワップポイントはほとんどがマイナスである場合が多いですが、exnessではスワップがマイナスに働くことなくポジションの長期保有が可能です

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exness(エクスネス)のスワップフリーの特徴と条件

exnessではスワップフリーと呼ばれるスワップポイントが発生しないシステムがあります。

スワップフリーは、全ての銘柄に適用されるわけではありません。

また、スワップフリーは2種類のレベルに分けられています。

スワップフリー対象口座タイプ

exnessの5種類ある全口座タイプでスワップフリーが対象になります。

優待スワップフリー取扱銘柄

優待スワップフリーレベルでは、スタンダードレベルにプラスで以下の取引商品がスワップフリー銘柄として追加されます。

AUDNZD	AUDUSD	EURCHF
EURUSD	GBPJPY	GBPUSD
NZDUSD	USDCAD	USDCHF
USDJPY	AUDJPY	AUDCHF
EURGBP	EURAUD	EURCAD
GBPCHF	EURJPY	EURNZD
NZDCAD	GBPNZD	NZDJPY
USDTHB	XAUUSD	すべての仮想通貨
すべてのインデックス

このレベルでは、スタンダードレベルの銘柄に加え、メジャー通貨ペアとマイナー通貨ペアの一部,ゴールド,株式,インデックス(指数)がスワップフリーで取引できます。

スタンダード(標準)スワップフリーレベル取扱銘柄

スタンダードスワップフリーレベルは、名前の通り標準でスワップフリーの状態です。

以下の取引商品は最初からスワップポイント無しで取引できます。

仮想通貨のビットコインクロスペアつまりビットコインが絡んだ仮想通貨ペアはスタンダードスワップフリーには適用されません。

スワップフリーが解除される原因

	原因
優待スワップフリー	日を跨いだ取引が多い
標準スワップフリー	ー

優待スワップフリーは、スワップフリーが機能する日を跨いだ取引が原因で解除されることがあります。

いくらスワップフリーであるとはいえ大量のポジションを何十日(回)も日を跨ぐとなるとexness側の損失が大きくなってしまいます。

とはいえ、数日(数回)使った程度では解除されることはありません。中・長期トレードをしている人は解除される可能性があるかもしれないと考えておきましょう。

厳密に何日(何回)行うと優待スワップフリーが解除されるかは非公開のため知ることはできません。

優待スワップフリーの維持条件

前提として、exnessのスワップフリーはレベルをよりいいものに上げていくのではなく、条件を満たすことでレベルが下がっていく仕組みになっています

公式サイトでは、優待スワップフリーレベル維持のためには日をまたがない短期的な取引が推奨されています。

つまり、なるべく翌日に持ち越すポジションは少なくしなければいけないことがわかります。

スワップフリーレベルの確認

現在のスワップフリーレベルはパーソナルエリアで確認することができます。

パーソナルエリアにログインをしたら画面左下の『設定』をクリックしましょう。

設定を表示するとプロフィールが表示されているので『取引条件』をクリックし表示しましょう。

ゴールドがスタンダードスワップフリーレベルから外れて拡張(優待)スワップフリーレベルになったことなどスワップフリー対象銘柄が変更になることがあるので詳細を今一度確認しておきましょう。

現在のスワップフリー銘柄はヘルプセンターの【スワップフリー口座について知っておくべきこと】から確認することができます。

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exness(エクスネス)のスワップポイント発生時間

スワップポイントが発生する日本時間

スワップポイントが発生する時間は以下の通りです。

スワップポイント発生時間

MT4/MT5時間	平日22:00
日本時間	平日7:00

スワップポイントが発生する時間はGMT22時で、日本時間だと朝7時です。

火曜日の朝から土曜日の朝まで毎日発生します。

スワップポイントが3倍になる日

exnessでは水曜日分のスワップポイントは3倍になります。

水曜日分のスワップポイントは日本時間の木曜日朝7:00に反映されます。

これは、土・日曜日の2日分のスワップポイントが水曜日分にまとめられるためです。

3倍のスワップは次の土日分が先に反映される仕組みです。前の土日からポジションを保有していなくてもスワップポイントは3倍発生します。

スワップポイントは日々変動するので、最新のスワップを調べたい場合はMT4/MT5から確認を行うようにしましょう。

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exness(エクスネス)スワップポイントの確認・計算方法

スワップポイントの確認方法は、MT4/MT5で通貨プロパティを見るのが一般的な方法です。

併せてexnessではスワップポイントが確認できる取引計算ツールが提供されています。

MT4/MT5アプリでの確認方法

MT4/MT5アプリは非常に簡単です。

アプリを開き『気配値』の調べたい銘柄をタップし,『詳細』を開くとスワップ(ロング・ショート)が見れます。

気配値内に銘柄がない場合はMT4は『右上の＋ボタン』、MT5は『検索バー』から銘柄を追加しましょう。

PCでのスワップ確認方法

MT5では、気配値から通貨ペアの【仕様】からスワップポイントを確認することができます。

詳細ウィンドウでプラススワップとマイナススワップのポイントを確認することができます。

exnessのスワップ表示はポイント表示なので、取引前に日本円のスワップを確認するには計算が必要です。

日本円のスワップを計算するには、先ほどの詳細ウィンドウから少数桁と契約サイズの値を使います。

（契約サイズ×小数桁)×取引ロット数×スワップポイント×決済通貨÷口座通貨レート

上記の計算式でスワップポイントから1日に発生する日本円でのスワップを割り出すことができます。

exness計算ツールでのスワップ確認方法

exnessの計算ツールは簡単にスワップポイントを確認することができます。

MT5上での確認よりとても簡単なので、スワップポイントを確認するときはおすすめの方法です。

口座タイプ、金融商品、取引ロット、口座通貨を選択するだけで、スワップロングとスワップショートの値を表示してくれます。

ポイントは、日本円でスワップを出すには口座通貨を必ずJPYに選択する点です。

exness計算機ツール

exness(エクスネス)のスワップ注意点

スワップポイントだけの出金はできない

スワップポイント自体は日々積み重なっていきますが、実際に残高に反映されるのは取引の決済後です。

スワップポイントが発生しているポジションをクローズして初めて損益として確定します。

そのため、スワップポイントのみを出金することはできないので覚えておきましょう。

スワップフリー銘柄はスワップ狙いで稼げない

exnessのスワップフリー銘柄は、そもそもスワップが発生しないためスワップ狙いの取引ができません。

このページの中でも紹介しましたが、仮想通貨、株式指数、個別株はスワップポイントが発生しません。

また、取引量が一定数を超えるとメジャー通貨とマイナー通貨の一部でスワップが発生しなくなる拡張スワップフリーレベルになる点にも注意です。

スワップ狙いの取引は為替変動のリスクがある

スワップ取引の基本ですが、スワップ狙いでポジションを持つ時は、為替変動の値動きを良く見極めることが大切です。

せっかくスワップポイントで利益が出ても、値動きで大きなマイナスが出てしまっては意味がありません。

エントリーポイントを厳選したり、両建てで値動きのリスクを限定したりするなどの対策が必要です。

スワップポイントは変動する

スワップポイントは日々変動します。スワップポイントが変わる要因は以下の3つです。

特に政策金利の変化によるスワップポイントの変動が大きいです。

米国であればFRB(連邦準備制度理事会)、EUはECB(欧州中央銀行)、日本は日銀により金融政策を決定する会合が開かれ政策金利が決定されます。

スワップ狙いの取引をするなら必ず最新のスワップポイントをチェックしましょう。

(優待)スワップフリーの内容は変更することがある

スタンダードスワップフリー・優待スワップフリーの対象銘柄は突然変更することもあります。

以前までスタンダードにあった株式や株式指数が現在では優待の方へ変更になっています。

それまでにもゴールドがスタンダードから優待へと変更になったこともあるので定期的にスワップフリーの対象銘柄は確認した方がいいでしょう。

スワップフリーなのにスワップが付与されてしまう

スワップフリーの銘柄なのにポジションを翌日に持ち越すとマイナスのスワップが付与されていたという報告がSNSなどで上がっていました。

考えられる要因としては、スワップフリー銘柄の変更か何かしらのエラーが起きてしまったです。

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exness(エクスネス)のスワップで損をしない方法

長期保有ならスワップフリー銘柄がおすすめ

『長期的なトレンドに乗りたいけれどマイナススワップの蓄積が気になる』という場合は、スワップフリー銘柄を取引するのがおすすめです。

FX業者のスワップポイントはほとんどがマイナスです。

exnessのスワップフリー銘柄で取引することで、マイナススワップで余計な損失を受けることなく純粋にレートの値幅で利益を上げることができます。

スワップ発生タイミングを意識する

exnessでは以下の時間に前日のスワップポイントが損益に反映されます。

また、毎週木曜日早朝には3倍のスワップが発生してしまいます。

マイナススワップで損をしないためには、スワップ発生時間前にポジションを決済してしまうのがおすすめです。

逆に、このスワップ発生時間前後に取引することでプラススワップを狙うこともできます。

【FAQ】exnessのスワップポイントについてよくある質問

exness(エクスネス)スワップポイントまとめ

多くのFX業者から提供されるスワップポイントはほとんどがマイナスの値です。

ポジションを長期保有するにはマイナススワップはトレーダーの悩みの種でしたが、exnessのフリースワップはその悩みを解決してくれる強力なメリットです。

一定の取引量をクリアすれば多くの為替ペアもスワップフリーで取引できるので、数日間かけて取引をするトレーダーにはとてもおすすめのシステムです。